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ペンギンと家族の療育コラムvo.1

ペンギンと家族の療育コラムvo.1

皆さんこんにちは。
ペンギンのコラムニスト「ペンナッツ」です。
今月より不定期ですが、子どもの発達と療育が生む、
成長につながるステキなお話をペンナッツがいろいろ
探してきてご紹介していこうと思います。

Vo.1
5月のテーマは
『ごっこ遊びで身につく能力と心の豊かさ』
をお伝えします☺︎

ペンナッツの我が子がまだ幼児だった頃、
突然、四角い積み木を耳にあて
「うん、うん、へー、わかった。りょうかーい。」
と話し始めたのを見て笑った事を思い出します。
スマホの真似ですね。

ごっこあそびと言えば?
小さな子が大人のやる動作や道具を覚えて
身近なおもちゃを使い真似っこしたり、
女の子も男の子も大好きなおままごとは、
とっても代表的なごっこ遊びですね。

先日もペンギンに通う子供とおままごとをしました。
以前やったときよりも、はるかに具体的な細かい設定に
思わず感心です。
お皿への盛り付けだって、
メインと野菜と付け合わせの一品が添えられてましたよ。
登場人物もポポちゃんだけじゃなく、
ママやパパが登場して、パパはお仕事にも行きました。
1番笑ったのは、帰る時間がきて、
子供はお片付けをして帰ったのですが、
お父さん役をしていたダッフィーの
大きなぬいぐるみが見当たらない。

探していると、ポツンと事務所の
パソコンの前に座ってました。
そうです。お父さんは遅くまでお仕事をしている、
という設定があったんですね。

そもそもごっこ遊びとは、
子供が多種多様なイメージを膨らませ、
そのイメージを再現して行なう遊びです。


【ごっこあそびのねらい】

ごっこ遊びはすでに0歳から始まっています。
先程書いた様な積み木を電話に見立てて耳に当てたり、
おもちゃの棒をスプーンに見立てて食べるふりや、
歩く様になれば手提げを持って「いってきます」と
パパやママのお出かけの真似。

親はぜひ、
自らもごっこ使えそうな道具を置いてあげても良いですね。
子供の発想力と創造力、そして一緒にごっこ遊びを作る
(参加する)ことでコミニュケーション能力を
増やしていけそうですね。


【ごっこ遊びで身につく力】

ではごっこ遊びでどんな力が身につくと思いますか?
すでに上で少し書いてしまいましたが🐧笑

『発想力』
ごっこ遊びのなかでは、子供がまだ
経験したことのない世界や場面を
表現して遊ぼうとする時もあると思います。
発想力の豊かさが育まれます。

『創造力』
または、自分ではない誰かになりきってみたり、
その場にはない何かを別のもので表現したりは、
創造力を育みます。

『社会性』
例えば、電車ごっこやドライブごっこなら、
「切符を買って改札通って電車に乗る」
「さあ、ドライブだ。シートベルトカチャ、
 信号が赤だよ、止まろうね」
お買い物ごっこなら、お店の人は丁寧な振る舞いをして
お客さんならレジに並んでお金を払ってから持って帰る
などの社会のルールも身に付けれます。

『協調性 コミニュケーション』
ママ、パパ、お友達と行うごっこ遊びは
自分の遊びのイメージや内容を共有す必要がありますね。
上手く伝わらなくて、悔しかったりでケンカにもなりますね。
もっとこうして欲しいとか、どうやったら一緒に遊んでる人に
仲良く楽しく、自分のイメージで遊んでもらえるか?
人との協調性やコミニュケーションを養っていけれます。

『思考力』
同じ子とおままごとをしていると、2回目のおままごとは
前回よりも設定やスケール、
利便性がグンと上がっていることがありますね。
「もっと本物近づけるにはどうしたらいいか?」
「次はこんなキャラクターを登場させたいな」
と、より一層のイメージ深めて創造することは
思考力の向上につながります。

『心理的発達』
ごっこ遊びをすることで、お仕事をするパパ大変だな〜とか
ママは買い物や家事で忙しいんだな〜とか
気付く事もありますね。

【まとめ】
子供ごっこ遊びは、無限に広がるメリットがたくさんですね。
「遊んでばかりいないでお勉強をさせないと、、、」
と焦るのは早い場合もありますね。
まだまだ遊びにある学びをたくさん取り入れて
多くの社会性や創造力を養って、
力を蓄える事も、とても重要では無いかと思います。

【おまけメモ】
しっかりごっこ遊びをした後は
お片付けをしましょう。
お片付けで身につく力は「生きていく力」だそうです。

それでは、また次回も
素敵な療育をお勉強してご紹介したいと思います。

🐧ペンナッツ