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ペンギン通信5月号から①

 

ファーストペンギン🐧

 

 「ファーストペンギン」の言葉の意味を知っていますか?🐧「ファーストペンギン」とは,集団で行動する群れの中から,天敵がいるかもしれない海へ魚を求めて最初に飛び込む勇気ある一羽のペンギンのことです。自己啓発の父と呼ばれる心理学者アルフレッド・アドラーは,困難を克服する活力のことを「勇気」と説きました。そして私たちは,子どもたちに勇気を持った大人へ育ってほしいとの願いから「ファーストペンギン」と命名し,活動しています。

 

 児童発達支援・放課後等デイサービス ファーストペンギンでは,子供たちの知的好奇心を刺激することを大切にしています。なぜなら,知的好奇心は脳を活性化し,成長させ,活力源となるからです。 興味を持った事に対して,もっと知りたい,もっと勉強したい,もっとやってみたいとたくさん好奇心が湧くことは,行動力へとなります。それが困難を克服する活力だと私たちは考えています。天敵がいるかもしれない海へ最初に飛び込むペンギンは,「海へ飛び込んでみたい!」と知的好奇心が湧き,行動したのでしょう。つまり,天敵がいるかもしれない困難を知的好奇心である「海へ飛び込んでみたい!」が克服しているのです。

 

 「私は勉強ができない。」や「俺はスポーツが苦手だ。」と自分で自分を評価し,子どもたちの好奇心がなくなっていくのは悲しいですね。また,周りの大人の「勉強しなさい!宿題しなさい!」や「スポーツの練習をしなさい!」により,子どもたちの好奇心がなくなっていくのはもっと悲しいですね。例え,何かが人並にできなくても,その子が以前よりも少しでもできるようになったことや本気で自分と向き合えたことの努力を認め,褒めることが子どもの好奇心を伸ばすと考えます。入梅を控え,雨も降ると思いますが,子どもが「外は雨だけど,俺に外でサッカーさせてくれ!!」と言ってくることがあれば,ぜひともその子にやらせてあげたいなと思います。